留為語 › 文法書

2章|基本的な文

この章では、留為語で最も基本的な文の形を説明します。代名詞を紹介したあと、コピュラ文と存在文の2種類の文と、それぞれを否定する形を見ていきます。

1. 代名詞

留為語の代名詞は次のとおりです。

1つ・1人2つ・2人以上
一人称我/私我們/私們
二人称尓尓輩
三人称他(他男・他女)他輩(他男輩・他女輩)
人以外のもの斯斯輩

自分を指す語

我と私は、どちらも「私」を表します。私は、自分を意図的に小さく見せるための語です。相手との関係をはっきりさせたいときや、自分を戒めるときに使います。どちらを使うかは文法の規則ではなく、その場面ごとに話し手が選びます。

相手を指す語

尓は、基本の「あなた」です。

それ以外の人を指す語

他は「彼」「彼女」を表します。性別を示したいときは、他男(彼)・他女(彼女)を使います。最初の1回だけ他男・他女と書き、あとは他で済ますことがよくあります。

故〜から
他女彼女
疲,疲れる
他彼女
眠寝る

「彼女は疲れたので、寝た。」

人以外のものを指す語

人ではないものを指すときは、他ではなく斯(これ・それ)を使います。

複数を表す語

2つ・2人以上を表すには、們と輩の2つを使い分けます。們は自分を含む複数(我們=私たち)、輩は自分を含まない複数(尓輩=あなた達、他輩=彼等)を作ります。

2. コピュラ文

「AはBである」「Aは〜だ」のように、主語が何であるか、どんな性質かを述べる文をコピュラ文と呼びます。コピュラ文では、次の3つのコピュラ動詞を使い分けます。

文の名前コピュラ動詞意味後ろに置く語
等価文何AはBである名詞
呼称文称AをBと呼ぶ名詞
形容詞文很Aは〜だ形容詞

等価文

主語が何であるかを述べるときは、何を使います。

斯これ
何〜である
檎果りんご

「これはりんごである。」

否定するときは、何の前に不を置きます。

斯これ
不〜ない
何〜である
檎果りんご

「これはりんごではない。」

呼称文

名前を述べるときは、称を使います。

我私
称〜と呼ぶ
RUIRUI

「私はRUIといいます。」

否定するときは、称の前に不を置きます。称を否定した文は、「りんごとは呼ばない」、つまり「りんごではない」という意味になります。

斯これ
不〜ない
称〜と呼ぶ
檎果りんご

「これはりんごとは呼ばない(これはりんごではない)。」

形容詞文

主語の性質や状態を述べるときは、很を使います。

斯この
檎果りんご
很(コピュラ動詞)
大大きい

「このりんごは大きい。」

否定するときは、很の前に不を置きます。

檎果りんご
不〜ない
很(コピュラ動詞)
汚汚い

「りんごは汚くない。」

3. 存在文

ものがあることを述べるときは、在か見を使います。どこにあるかは、その後ろに置きます。

三3
檎果りんご
在ある
机テーブル
乗上

「りんごが3つテーブルの上にある。」

見は、話し手が目で見て確かめているときに使います。在は、見ずにあることを述べるときに使います。

三3
檎果りんご
見ある(見えている)
机テーブル
乗上

「りんごが3つテーブルの上にある(見えている)。」

否定

「一つもない」と述べるときは、主語の前に那(どんな〜も)を置き、不在とします。

那どんな〜も
檎果りんご
不〜ない
在ある

「りんごが一つもない。」

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